咳や痰の症状や喘息などの診療に加え、他院での検診や人間ドックで胸部異常陰影やCT再検査を指摘された方の診療に力を入れています。
目白駅前クリニックでは、日本呼吸器外科専門医、日本胸部外科専門医、肺がんCT検診認定医、抗菌化学療法認定医、結核・非結核性抗酸菌症認定医など呼吸器に特化した資格を有し、これまで呼吸器外科の医師として院長が呼吸器に関する「かかりつけ医」となり皆様の健康をお守りいたします。
目白駅前クリニックの呼吸器外来
でよく診療する「症状・疾患」
症状
- 胸部異常陰影
- 2週間以上続く咳(長引く咳)
- 眠れないほどのひどい咳
- 血痰や色のついた痰を伴う咳
- 痰量が多い
- 色がついている(黄色、緑色、茶色)痰
- 粘り気が強い痰
- 息苦しさ・呼吸困難
- 階段や坂道で息切れする
- 安静にしていても息苦しい
- 以前はできた運動ができなくなった
- 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)
- 胸の痛みや圧迫感
- 発熱や寒気が続く場合も、呼吸器感染症の可能性があります
疾患
気管支喘息・咳喘息
気管支喘息については、こちらをお読みください。
胸部異常陰影
胸部異常陰影については、こちらをお読みください。
長引く咳
長引く咳については、こちらをお読みください。
百日咳
百日咳とは、百日咳菌に感染して発症する急性の呼吸器感染症です。
感染経路は、感染している人の咳などのしぶきから感染する「飛沫感染」と、感染している人の咳などで汚染されたものに触れる「接触感染」です。
1歳以下の乳児が感染すると重症化により肺炎や脳症を合併するなど、命にかかわることもあります。
百日咳は、ワクチンの普及によって感染者数は減少しているものの、世界中で流行が発生しており、日本でも1年を通して発生がみられます。
感染症法における取り扱いでは、2018年から「適切な検査診断で百日咳と診断された症例は年齢を問わず全数把握疾患として報告する」という改正が施行されました。
予防接種を受けると百日咳にかかるリスクを80~85%程度減らせます。
当院では、妊婦さんの百日咳の予防接種もおこなっておりますので、ご不明な点がございましたら遠慮なく、お問い合わせください。
症状
感染後、5~10日の潜伏期間を経て、症状が出現してきます。
症状は、「カタル期」「痙咳期(けいがいき)」「回復期」を経て、変化していきます。
大人は百日咳の特徴的な症状が出ないことも多いです。そのため、病気に気づかず感染を拡大させてしまうことも少なくありません。また、百日咳と似た症状のある病気として、気管支喘息、咳喘息、マイコプラズマ肺炎、喘息性気管支炎などがあります。
当院では、呼吸器の専門医がおりますので適切な診療を提供してまいります。
| 初期: カタル期 |
軽い咳や鼻水、くしゃみなどが現れます。症状が進むにつれて、咳はひどくなっていきます。この時期は、風邪とほとんど症状が変わらないため診断が難しいのですが、最も感染力が強いのがカタル期です。 |
|---|---|
| 中期: 痙咳期 |
カタル期よりも咳が強く、特徴的な咳が出ます。コンコンと激しい咳が続いた後、ヒューっと息を吸い込む音(フーピング)を繰り返します。 百日咳の咳はとても激しいので、息ができずに顔が真っ赤になることがあります。また、咳き込みが続くと吐いてしまうこともあります。 |
| 回復期 | 徐々に咳が治まってきます。 |
気管支炎
気管支炎とは、気管支に炎症が起こり、咳や痰が主な症状となる病気です。急性の場合はウイルス感染が主な原因で、風邪の延長として起こることが多く、数日~数週間で治まります。一方、慢性気管支炎は喫煙や大気汚染などの影響で咳や痰が長期間続くもので、慢性の呼吸器疾患に繋がる場合もあります。
| 気管支炎 の種類 |
急性気管支炎 | 慢性気管支炎 |
|---|---|---|
| 原因 | 主にインフルエンザウイルス などのウイルス感染 |
喫煙や大気汚染などによる 長期的な刺激が主な原因 |
| 症状 | 発熱、咳(初期は乾いた咳)、痰、 喉の痛みなどがあります。 数日から数週間で自然治癒する ことが多いですが、咳が長引く こともあります。 |
咳と痰が数か月以上 (通常は2年以上) 続くことがあります。 進行すると呼吸機能の 低下につながるため、 禁煙が非常に重要です。 |
- 慢性気管支炎と診断された場合に有効な治療の禁煙外来も行っております。
肺炎
肺炎については、こちらをお読みください。
肺がん
喫煙が主な原因ですが非喫煙者も発症します。症状は咳、血痰、胸痛などがありますが、初期は無症状のこともあります。
治療は、がんの性質によって「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」に分けて行われ、手術、放射線療法、薬物療法などを組み合わせて行われます。早期発見と治療が重要です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPDとは、慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)の略称です。
COPDは、主に喫煙の影響により肺や気道に慢性的な炎症が起こり、息切れや長引く咳、痰などの症状を引き起こす病気です。加齢による体力低下と思われて見過ごされることも少なくありませんが、早期に診断し治療を開始することで、症状の悪化や急性増悪を防ぐことが期待できます。息切れや咳が続く場合には、一度評価を受けることが大切です。
自分でタバコを吸うだけでなく、受動喫煙の場合もCOPDのリスク因子です。また、タバコの煙のほか、PM2.5や黄砂などの大気汚染物質や薪などの有機燃料を燃やした時の煙、工事現場や工場などで発生する粉塵や化学物質を吸い込むことも、COPDのリスク因子となります。
肺胞が壊れてスカスカになった状態は「肺気腫」と呼ばれ、気管・気管支が慢性的に炎症を起こして咳やたんが出る状態は「慢性気管支炎」と呼ばれます。ただし、注意したいのが「COPD=肺気腫・慢性気管支炎」というわけではありませんので、し正確な診断をしてもらいましょう。
COPDの主な症状では、息切れや咳、痰などがあります。特に、息切れはCOPDの特徴的な症状です。早期の段階では階段や坂道を上る時に気づく程度ですが、呼吸機能が悪化すると同年代の人と同じ速さで歩くのが難しくなり、軽く体を動かしただけで息切れするようになります。さらに進行すると、着替えや洗顔などの日常動作を行うだけで息切れが現れるようになります。軽症の場合は自覚症状に乏しいこともあり、COPDであるにもかかわらず見過ごされている人は少なくありません。
COPDは肺の病気であるとともに、全身の疾患でもあります。COPDがあると、筋力の低下や低栄養、心不全、骨粗鬆症、うつ病、糖尿病、貧血などの病気を併発しやすいといわれており、肺がんを合併しやすく、COPDを発症していない喫煙者と比べて発症リスクが約3倍高いという報告もあります。
残念ながらCOPDの根本的な治療法はなく、一度壊れてしまった肺胞は、治療しても元に戻すことができません。そのため肺の機能をできる限り保つことが重要です。またCOPDの最大の原因がタバコの煙であることから、喫煙をしている場合はできるだけ早く禁煙することをおすすめします。以下のチェックリストの内の1つでも当てはまる項目がある場合は、たとえ自覚症状がなくても、一度、呼吸器外来を受診ください。
- 風邪を引いていないのに、痰がからんで咳をすることが多い
- 走ったり、重い荷物を運んだときに、同年代の人と比べて息切れしやすい
- 走ったり、重い荷物を運んだときに、呼吸がゼーゼー・ヒューヒューすることが多い
- 風邪がなかなか治らない、風邪症状をくり返す
- 40歳以上で喫煙歴がある方や、喫煙歴が長い方、受動喫煙による影響が気になる方
間質性肺炎
間質性肺炎の原因は、原因が特定できるもの(膠原病、薬剤性、じん肺、過敏性肺炎など)と、原因がわからない「特発性間質性肺炎」に大別されます。
原因を特定できるものには、膠原病による自己免疫疾患、薬剤やサプリメント、カビや動物の毛などの慢性的吸入、職業性粉塵(アスベストなど)の吸入、放射線療法などが挙げられます。
原因不明の特発性間質性肺炎は、遺伝子や環境因子が複雑に関与している可能性が考えられています。
肺結核・肺非結核性抗酸菌症
肺結核
肺結核とは、結核菌が肺に感染して起こる病気です。
感染者の咳やくしゃみによって空気中に広がる結核菌を吸い込むことで感染します。
主な症状は、長引く咳、痰、血痰、発熱、だるさ、寝汗、体重減少などです。治療を中断せず、最後まで続けることが重要です。
肺非結核性抗酸菌症(はいひけっかくせいこうさんきんしょう)
肺非結核性抗酸菌症とは、結核菌ではない「非結核性抗酸菌(NTM)」が肺に感染して起こる病気です。
結核菌と異なり人から人へは感染せず、水や土壌に広く生息している菌が原因で、数年かけゆっくりと進行し健康診断などで偶然発見されることもあります。
肺線維症
肺線維症とは、肺の壁(間質)が炎症や損傷によって硬くなり、呼吸機能が低下する病気です。
原因不明の「特発性肺線維症」が最も多く、進行すると酸素の取り込みが悪くなり、息切れや乾いた咳が主な症状となります。一度硬くなった部分は元に戻らないため早期発見と治療が重要です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群については、こちらをお読みください。
胸膜疾患
胸膜疾患とは、肺の表面と胸壁の内側を覆う「胸膜」に生じる病気の総称です。
主なものに、炎症による胸膜炎、胸膜の腫瘍(特に悪性胸膜中皮腫)、アスベストによるプラーク形成などがあります。これらの疾患は、胸痛、呼吸困難、発熱などの症状を引き起こすことがあります。
呼吸器感染症(風邪・インフルエンザなど)
インフルエンザについては、こちらをお読みください。インフルエンザワクチン接種も行っております。